汎用車載用途向けS32K344-WB評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: Apr 14, 2023サポート S32K344-WB:車載汎用評価ボード

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ソフトウェアの入手
  • 3

    9. 接続
  • 4

    ビルド

1. パッケージの内容

1.1 S32K344-WB評価ボードについて

S32K3-WB評価ボードの使用を始めましょう。

S32K344-WB Evaluation Board Callouts

S32K344-WB Evaluation Board  Callouts

S32K344-WB評価ボードの同梱物を確認してください。

1.2 ブロック図の特徴

S32K344-WB Evaluation Board

S32K344-WB Evaluation Board

2. ソフトウェアの入手

ビデオをご覧いただくか、以下のステップ・バイ・ステップ・ガイドに従ってS32K344-WB評価ボードをセットアップしてください。

2.1 統合開発環境 (IDE) の入手

S32 Design Studio IDE for S32 Platformバージョン3.4をダウンロードしてインストールします。

S32 Design Studio IDEのダウンロード

2.2 S32K3xx開発パッケージのインストール

  • ヘルプに移動する
  • トップメニューから[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]に進み、[S32DS Extensions and Updates(S32DSの拡張と更新)]を開きます。
  • 「S32K3xx development package(S32K3xx開発パッケージ)」に移動して、パッケージをインストールします。

S32K3リアルタイム・ドライバのインストールを続行します。

3. 接続

3.1 S32K344-WB評価ボードのジャンパの設定

S32K344-WB Evaluation Board

S32K344-WB Evaluation Board

3.2 電源の接続

SW10がOFFポジションになっていることを確認し、12 V電源アダプタを接続してから、SW10をONポジションに切り替えます。リセットLED (D15) が点滅している場合、MCUからのウォッチドッグ信号が途絶えたためFS26が通常モードになり、FS26がリセットをトリガした可能性があります。その場合、SW10をOFFにした後、再度ONにしてください。

正常に電源が投入されると、複数のパワードメインLEDによって示されます。この詳細とLEDのポジションについては、S32K344ホワイトボードHWユーザー・マニュアル第5章をお読みください 。

4. ビルド

4.1 ビルド

ソフトウェアには、ハイ・レベル・ドライバ (HLD) とロー・レベル・ドライバ (LLD) の両方の豊富なサンプル・セットが含まれています。HLDのサンプル・セットはS32K3 RTDバージョン1.0.0をベースに、LLDのサンプル・セットはS32K3 RTDバージョン2.0.0をベースにしています。以降の手順は、LLDのサンプル・セットに関するものです。

ソフトウェア・パッケージS32K344_Whiteboard_Example(LLD)_RTM_1.0.0.zips32k3_wb_self_testプロジェクトをダウンロードしてください。S32DSにインポートし、ファームウェアをコンパイルしてボードにアップロードします。MicroUSBケーブルでボード (J16) をPCに接続します。PCのUARTアシスタント・パラメータを「115200、8、None、1」に設定します。以下の出力情報が表示されるはずです。


***************************************************************
********************Clock init done****************************
Reset source DES=0x00000000, FES=0x000000001.
Reset count FREC=0.
Base task init OK.
FS26 basic init done.
FS26 all registers read OK.
Reg_flag=0x0101.
Regulator flag set.
FS26 WDG refresh OK.
TJA11xx device 1 is TJA1145.
TJA11xx device 1 initialization OK.
TJA11xx device 1 entered normal mode.
TJAIIxx device 2 is TJA1145.
TJAIIxx device 2 initialization OK.
TJA11xx device 2 entered normal mode.
CDI030 initialization OK.
HB2001 initialization OK.
LPUART and TJA1124 are initialized!
SJA1124 Detected. Read SJA1124 ID = 25.
SJA1124 initialization OK!
MC33879 initialization OK.
MB85RC256 FRAM read write test OK.
QSPI Flash ProgramVerify test OK.
NJJ29C2 SPI Initial read OK.
NCK2910 SPI Communication OK.
SJA1105P initialization OK.
Read SJA1105P 10: 0xAE00030E.
S32K3 GMAC initialization OK.
Eth Phy TJA1101 and TJA1102 init OK.
CS2100 initialized, and init OK!
SGTL5000 initialized, and init OK!
All self-test results OK.

プロジェクトのインポートおよびビルドの詳細については、S32K344ホワイトボード・ソフトウェア (LLD) クイック・スタート・ガイドの第2章をお読みください。MCUへのコードのダウンロードおよびデバッグの詳細については、S32K344ホワイトボード・ソフトウェア (HLD) ユーザー・ガイドの第7章をお読みください

設計・リソース

サポート

フォーラム

NXPのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、S32K344-WB評価ボードを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます